ポートフォリオを考えていると、よく出てくるのが「債券も入れたほうがいいの?」という疑問です。
株式だけだと不安。
でも、債券って何のためにあるのかよく分からない。
今回は、債券の役割と「入れなくてもいい場合がある理由」を整理します。
債券の役割は「値動きをやわらげること」
債券は、株式と比べて値動きが小さいことが多い資産です。
株が大きく下がる場面でも、債券はあまり動かなかったり、逆に上がることもあります。
そのため、ポートフォリオ全体の値動きをやわらげる役割として使われます。
ただし、債券は「必ず入れるもの」ではない
よくある誤解が、「とりあえず債券を入れておけば安心」という考え方です。
債券の役割はありますが、家計全体で見たときにすでに現金が多い人にとっては、必須とは限りません。
生活費の半年分などの予備費を現金で確保している場合、
家計全体ではすでに“値動きの小さい資産”を十分持っていることになります。
家計に現金が多い場合の考え方
私自身、生活防衛資金や数年以内に使うお金は現金で管理しています。
その結果、家計全体で見ると現金の比率が高くなっているため、
投資部分ではあえて株式中心にしています。
ここにさらに債券を加えると、全体としては「安定資産が多すぎる」状態になり、
期待できるリターンが下がる可能性もあります。
外国債券について感じていること
債券の中でも外国債券は、為替の影響を受けます。
為替リスクを考えると、値動きを抑える目的の資産としては、
そこまで魅力を感じられないと考えています。
そのため、今のところは組み入れていません。
身近な債券「個人向け国債」という選択肢
債券というと投資信託をイメージしがちですが、身近なものに「個人向け国債」があります。
過去に購入していたこともありますが、当時は金利が低く、
条件の良いネット銀行の預金と大きな差がなかったため、現金に戻しました。
ただし、金利環境は変わるため、今後金利が上がっている状況であれば、
選択肢として再検討する余地はあると思っています。
まとめ:債券は「相場」ではなく「家計」で考える
債券は値動きを抑える役割を持つ資産ですが、
すでに家計で現金を多く持っている場合、無理に組み入れる必要はありません。
「みんな入れているから」ではなく、
自分の家計にどれくらい安定資産があるかを基準に考える。
ポートフォリオは相場ではなく、生活から決めるものだと思っています。
※本記事は筆者個人の経験や考え方をもとにした内容であり、特定の金融商品や投資手法を推奨するものではありません。
投資には価格変動リスクがあり、元本割れの可能性があります。最終的な投資判断はご自身の家計状況や目的を踏まえて行ってください。
