積立投資を続けていると、相場が下がる場面は必ずやってきます。
評価額がマイナスになる。
口座を見るのが少ししんどくなる。
「一旦、積立を止めたほうがいいのでは?」と考え始める。
こうした気持ちは特別なものではなく、ごく自然な反応だと思います。
今回は、積立額を減らしたくなった時に考えていることを整理してみます。
下落は異常ではなく、積立投資の中に含まれている
まず前提として、相場の下落は「想定外の出来事」ではありません。
市場は上がり続けるわけではなく、
上がる時期と、下がる時期を繰り返しています。
積立投資は、こうした波があることを前提に作られた方法です。
下落は失敗のサインではなく、最初から仕組みの中に含まれている出来事です。
積立をやめたくなるのは普通のこと
評価額が減ると、不安が強くなります。
- このまま下がり続けるのではないか
- 今のうちに止めたほうがいいのではないか
- 少しでも損を減らしたい
こうした気持ちが出てくるのは、自然な反応です。
問題なのは「不安が出ること」ではなく、不安でルールを変えてしまうことだと思っています。
下落時こそ、積立の意味が出る
積立投資は、価格が高い時にも、安い時にも同じように買い続ける方法です。
相場が下がっている時期は、気持ちの面ではつらいですが、
仕組みとしては「より安い価格で買っている時期」でもあります。
ここで積立を止めてしまうと、
積立投資の意味が出る局面を手放してしまうことになります。
上昇局面だけに参加し、下落局面を避けることは、結果として難しく、再現性も高くありません。
だから「下がったからやめる」はしないと決めている
私自身、次のことはしないようにしています。
- 相場が下がったから積立を止める
- 評価損が出たから減額する
- ニュースを見て、その都度ルールを変える
理由は、前提が変わっていないからです。
- 長期で市場全体に投資する
- 相場の動きは予測しない
- 淡々と積み上げる
下落は、この前提を崩す理由にはならないと考えています。
積立額を見直すのは「家計が変わった時」
ただし、積立額を一切変えない、という意味ではありません。
見直す基準は相場ではなく、家計の状況です。
- 収入や支出が変わった
- 生活費に余裕がなくなった
- 逆に余剰資金が増えた
こうした変化があれば、積立額を減らすことも増やすこともあります。
余剰資金があるときに、スポットで購入することもあります。
判断の基準は、相場ではなく「生活が無理なく回るかどうか」です。
不安をなくすことより、迷わない状態を作る
相場が下がると、不安がゼロになることはありません。
ただ、あらかじめ
「下がっても止めない」
「家計が変わらなければ続ける」
と決めておくことで、迷う時間は減らせます。
積立投資は、判断の回数を減らすための仕組みでもあります。
下落時ほど、その意味がはっきりするのだと思っています。
※本記事は筆者個人の経験や考え方をもとにした内容であり、特定の金融商品や投資手法を推奨するものではありません。
投資には価格変動リスクがあり、元本割れの可能性があります。最終的な投資判断は、ご自身の家計状況や目的を踏まえたうえで行ってください。
