株100%は危ない?そう言われる理由と考え方

投資の話をしていると、よく言われる言葉があります。

「株式100%は危ないよ」

たしかに、株式は値動きの大きい資産です。
ただ、「危ない」という言葉だけが一人歩きしてしまうと、本質が見えにくくなります。

今回は、「なぜ危ないと言われるのか」を整理したうえで、どう考えればいいのかをまとめます。

危ないと言われる理由は「値動きが大きいから」

株式100%のポートフォリオが不安視される最大の理由は、値動きの大きさです。

例えば、全世界株式の指数ベースの過去データを見ると、長期では年率数%〜10%前後のリターンが見られた期間もあります。
一方で、値動きの大きさ(標準偏差)は15%前後とされることもあり、短期では大きく上下する資産クラスです。

リーマンショックのような金融危機では、世界株式は40%以上下落した局面もあり、回復まで数年単位の時間を要した例もあります。

これらはあくまで過去の一例であり将来を保証するものではありませんが、株式100%投資ではこのような値動きが起こり得る、という前提は持っておく必要があります。

「危ない」の正体は“下落に耐えられないこと”

株式100%そのものが危険というより、問題になるのは「大きな下落に耐えられず途中でやめてしまうこと」です。

相場が下がるたびに方針を変えてしまうと、積立投資の仕組みが崩れてしまいます。

株式投資は、上がる時もあれば下がる時もある「波」のある世界です。
その波の途中で降りてしまうことが、結果として不利になることがあります。

大切なのは「リスク許容度」

株100%が合うかどうかは、リスク許容度で決まります。

投資信託のリスク指標として「標準偏差」が使われることがありますが、これは過去の値動きのブレ幅を示したものです。
数字が大きいほど、値動きが大きい傾向があります。

仮に大きな下落が起きたとき、自分が精神的に続けられるか。
そこを基準に考えることが重要です。

私が株式中心にしている理由

私の場合、生活費の半年分ほどを現金で確保し、数年以内に使うお金も貯蓄で管理しています。

そのため、家計全体ではすでに値動きの小さい資産を持っている状態です。
投資部分では、長期前提で株式中心にしています。

株式は長期ではプラスになる傾向がある資産クラスであり、その成長部分を取りにいくための選択です。
ただし、これはあくまで自分の前提条件に合った選択であり、万人向けの正解ではありません。

まとめ:危ないかどうかは「自分の前提」で決まる

株100%が危ないかどうかは、相場ではなく、自分の家計と心の耐性で決まります。

生活防衛資金があるか。
下落しても続けられるか。
管理できるか。

ポートフォリオは、他人の基準ではなく、自分の前提条件から考えるものだと思っています。

※本記事は筆者個人の経験や考え方をもとにした内容であり、特定の金融商品や投資手法を推奨するものではありません。

投資には価格変動リスクがあり、元本割れの可能性があります。最終的な投資判断はご自身の家計状況や目的を踏まえて行ってください。

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