下落時こそ積立投資の意味が出る理由|評価額マイナスでも続ける考え方

相場が下がって評価額がマイナスになると、
「いったん積立を止めたほうがいいのかな」と考えてしまうことがあります。

こういう気持ちは普通です。
ただ、積立投資はそもそも相場が下がる時期も含めて続ける前提の仕組みです。

今回は「精神論」ではなく、仕組みの話として、
下落時こそ積立の意味が出る理由を整理してみます。

積立投資は「高い時だけ買う」方法ではない

積立投資は、毎月(毎週)など一定のペースで、同じ金額を買い続ける方法です。
つまり、相場が上がっても下がっても、基本は同じ行動をします。

だから、下落局面は「想定外の異常事態」というより、
積立投資の中に最初から入っている出来事です。

下がっている時に起きているのは「数量が増える」こと

下落時に積立の意味が出やすいのは、難しい話ではなくて、
同じ金額でも、価格が安いほど多く買えるからです。

たとえば、同じ1万円を買うとして、
価格が高い時は「少しだけ」買える。
価格が安い時は「多めに」買える。
ざっくり言うと、そういう仕組みです。

下落局面は気持ちが落ち着かない反面、
積立の仕組みとしては「同じ金額で多く買っている時期」になりやすい、というだけの話でもあります。

下落時こそ積立の意味が出る理由

積立投資は、相場の上下を当てにいく投資ではありません。
予測が難しい前提で、平均的に買っていく仕組みです。

そのため、相場が下がっている時期をすべて避けようとすると、
結果的に「高い時だけ買って、安い時に買わない」形になりやすいです。

つまり、下落時に積立を止めてしまうと、
積立が本来持っている“ならし”の部分を自分から削ってしまうことがあります。

もちろん、相場はさらに下がることもあります。
ただ、どこが底かを当てるのは難しいので、
「当てにいく」より「続けられるルールを守る」ほうが再現性は高くなりやすいと感じています。

だから「下がったから止める」はしない

評価額がマイナスになると、不安が強くなります。
「止めたくなる」のは自然な反応だと思います。

不安そのものの整理(気持ちの落ち着かせ方)を先に読みたい場合は、
こちらの記事にまとめています:
新NISAを途中でやめたくなった時に読む記事

このページでは、あくまで「仕組みの話」として、次の判断はしないようにしています。

  • 評価額がマイナスになったから積立を止める
  • 相場が怖いから、その場でルールを変える
  • 「落ち着いたら再開しよう」とタイミングを待つ

相場は波があるので、良い時もあれば悪い時もあります。
今が悪いのも、良いのも、「たまたまそういう波の中にいる」だけかもしれません。

そして、評価益や評価損は、必ずしも実力の結果ではありません。
だからこそ、相場の状態で積立ルールを動かしすぎないようにしています。

例外は「相場」ではなく「家計」

ただし、積立額を見直す場面がないわけではありません。

見直す基準は相場ではなく、家計です。

  • 生活費に余裕がなくなった
  • 支出が増えて、無理が出そう
  • 逆に余剰資金が増えて、無理なく続けられる

家計に余裕があるなら積立額を増やすこともありますし、
余剰金でスポット購入をすることもあります。

判断のスタート地点はあくまで「生活が回るかどうか」。
相場がどう動いたかは、その次の話にしています。

まとめ:不安をゼロにするより、迷わない仕組みを

下落時に不安になるのは自然です。
ただ、積立投資は「下落も含めて続ける」ように作られた仕組みです。

下がった時ほど、積立の意味が出やすい。
そう理解しておくだけでも、「止める・止めない」で悩む時間は減らせます。

迷った時は、相場ではなく家計に戻る。
それが、今の私の基本方針です。

※本記事は筆者個人の経験や考え方をもとにした内容であり、特定の金融商品や投資手法を推奨するものではありません。

投資には価格変動リスクがあり、元本割れの可能性があります。最終的な投資判断は、ご自身の家計状況や目的を踏まえたうえで行ってください。

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